そっと指に乗せるのこと

か弱そうな虫が、よく家のなかに入ってきます。

蚊に似た形ですが、透明な羽と緑に透ける細い体を持つユスリカの成虫です。明るい場所でみると、とても美しい虫だなと思います。

「か弱そう」だなんて失礼なことを書きましたが、それは、見た目だけの問題ではありません。ユスリカたちは玄関前や窓ガラスの近くを飛び回り、家の中に入りたがるわりに、次の日には窓辺で死んでしまっていたりするのです。

我が家のなかは、多くの虫たちにとってデンジャラスゾーン。虫の視点に立ってみると、日本という国に住まう現代人の家のなかというのは、だだっ広い空間を独り占めしているくせに、虫のごはん(植物や微生物など他の生きもの)となるものはほとんどありません。窓の外の世界と比べると、あまりに貧しい生態系を築いているのです。

だから、大好きなハエトリグモさんを発見した際も、家のなかではハエトリグモさんのごはんがないので、いち早く外に出て行っていただきます。しかし、ユスリカのように羽をもつ虫は無傷で捕まえるのは困難なため、なかなかタイミングよく外へ出すことができません。

いつもは諦めていたのですが、最近、たまたま家のなかで弱っているユスリカを発見し、だめもとで指を近づけたら乗ってくれたのですね!(うれしい)おかげで、いちもくさんに外へ出て、庭木のあたりへと放すことができました。

いつもハエトリグモさんにするように、「ごはん、たくさん食えよ!」と一言かけてお別れしましたが、あとから調べてみたらユスリカの成虫は口器がなく、ごはんを全く食べず子孫を残して死ぬのだとか!

な、なんてことなの!

ますます、ユスリカさんのことがかなしく、愛おしくなりました。


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