With farm で畑をお借りした際、レストランなどに卸すために育てられていた先住野菜さんたちがおりました。
写真右上のサニーレタスさんも、その一種です。
それまで、サニーレタスといえば「添え物」のイメージが強く、自ら積極的に購入するということもありませんでした。
しかし、先住野菜として植えられていたサニーレタスさんは、全部で10株程。春も近いので、とうがたつ前に早く食べねばなりません。ご近所に配るのも限界があり、実質、5〜6玉は我が家で消費することとなりました。
特にステキな食べ方も知らなかったので、生のまま、サラダや巻物などでひたすらモシャモシャ食べました。味が濃くて食べ応えのあるサニーレタスは、単体でも、どんな食材に合わせてもおいしく、次から次へどんどん食べてしまいます。しかし、食卓に毎回のぼっていたこともあって、頭では、いつか飽きるのではないかとも思っていました。
本日、ついにサニーレタスさんを食べ尽くしたらしく、買ってきた別のオシャレなレタスが食卓にのぼっていました。なんと!久々のふつうのレタス!わーい、と食べてみると、とてもみずみずしくてシャッキシャキなのですね。すごくフレッシュ!と一瞬感動したのですが、それだけでした。野菜の味がしないのです。まるで水を食べているような物足りなさ。聞いてみると、本日食べたレタスは水耕栽培だとか。なるほど、水を食べたというのもあながち間違いではないわけです。
水分をたっぷり含んだものを噛んで、シャキシャキの食感と溢れる水気を楽しみたいヒトには素晴らしいお野菜だと思います。しかし、もうそれには、野菜本来の成分は含まれていないのでしょう。
畑でのびのび育った大量のサニーレタスさんは、モシャモシャ食感で、フレッシュだけれど、噛むたびに水がほとばしることはありません。でも、主役級のうまさがありました。
結局食べ飽きるということはなく、今もさみしさは続いています。