きっかけはアオスジアゲハのこと

まだお肌の調子がイマイチのままなのに、この場所にまた言葉を紡ぎにこようと思ったきっかけは、やっぱり生き物でした。

いつものランチタイム、ベンチに腰掛けてサンドウィッチを食べていたら、足元に交尾中のアオスジアゲハが二羽飛んできたのです。つま先から5センチも離れていない場所に降り立って、そのまま交尾しています。

え、ちょ、あの、そんな近くでいいんですか?なんか、私がちょっとでも動いたら、蹴っちゃいそうで怖いんですけど。ま、まあ流石にちょっと待ってれば、この方達も別の場所に飛んで行くよね。人間の近くなんて、嫌だもんね。…………まだいるな。…………(サンドウィッチを食べ終わる)…………(水筒からお茶を飲む)……まだいるな。…………(スマホを取り出し、文章を入力する。10分程度経過する。)……ま、まだいるな。も、もう行かないといけないから、あの、行きますね。ああ、普通に立ち上がったら、足がぶつかっちゃう。そっと、こう、足を抜いて……。はあ、緊張した。

という面白体験をしたので、この場所に書き綴りたくなったのです。

自分では制御できないオモシロが向こうから来てくれると、地球が遊んでくれているような気持ちになって、赤ん坊のように嬉しくなります。

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