大御所に報告を求められる沼

考えもせず、目をつぶることの恐ろしさ。

大御所

「聞いていない」ことが大嫌いで、通りすがりからも何かしらの報告を求める大御所。得た情報は保身のためだけに使い、よく回る頭と舌でまわりのものに指示を出しています。自らが動いたことは一度もなく、動かない体は、日に日に肥大化しています。

大御所の長男

大御所の指示どおり動くことが自分の役割だと思い込んでいる長男。自身の行動の意味や、それがもたらした結果について振り返ったことはありません。

大御所の次男

口答えせず大御所の世話をやく次男。健気に見えますが、大御所の増長を止めることはありません。また、他の命にもあまり興味はありません。

モップの宿命を受け入れる母

モップとして生きてきた自身と同じ道を娘にも歩ませる母。自身の不遇を嘆きつつも、他の生き方について思いを巡らせたことはありません。

モップとして使われる娘

母から言われるままに、モップとして生きる娘。モップとして使われることについてあまり関心はありません。

(2006.3)

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