スズメたち、無言で移動するのこと

気が付けば、足元のほんの1メートル先を、スズメたちが無言で移動していました。駐車場の砂利の上を、ヒト(わたし)に気づかれぬよう静か〜にぴょんと跳び、徐々に離れようとするのです。

スズメの集団と言えば、常に賑やかしく、ヒトが近づくと一斉に飛び立つイメージがあったので、無言で立ち去ろうとする姿がとても意外でした。

スズメ、やるなあ。わたしはスズメを侮っていたのかもしれん。

ヒトから直接教わるのこと

「マニュアルどおりにやればうまくいく」というのは、この世のごく限られた分野の物事で、結局はヒトから直接教わらねば分からないことの方がはるかに多いと感じます。

例えば、「編む」。

竹細工や編み物は、材料をくるりと巻いたり翻したり隙間を通したりしているうちに、ただの一本の細長いものが、強固な立体になったり、しなやかな平面になったりします。図面や写真や動画を見ても、何処から手をつけたらいいのか分かりません。いざ材料と向き合うと、頭が真っ白になってしまうのです。

目の前で教えてくれるヒトがいれば、見よう見まねで言われたとおり、素直に言葉を飲み込めば、なんとか形になっていきます。

直接教わるということはすごいことです。

ただ、また材料とわたしだけの空間になると、頭が真っ白になるのですけれど。

編む、ということを、ひょいひょいやれるヒトになりたいのになあ。

ラクガキとともに浮上する設定のこと

ラクガキをしているときは大抵、設定や物語が勝手に浮かんできます。

今回浮かんだ声は、こんな感じ。

「観賞用のネマガリダケなんて珍しい。うちの子も喜んでいるよ。」

つまり、子への贈り物として、器に盛られた土付ききのこをもらったヒトがいるのですな。

変な話ですが、書いてるわたしもそうした心の声を聞いて、「あ、そうだったのね。」となっています。

具合のこと

体調がいまいちのときは、温かいお茶をやたらと飲む傾向にあります。

体内の水分を入れ替えたいのだろうか?

無題のこと

毎日、たくさんのものを失っている、という感覚がある。

取り返しがつかない、というおそろしさに直面している。

わたしはこの10年も何をしていたのか。そしてこれから何をするのか。