そのへんを何気なく歩いているアリもテントウムシもカタツムリも、信じられないほどパワフルですごい能力を持っている。ハエもカラスもクスノキも、平々凡々と生きてるだけで、この世がうまくまわるために尽力している。一方ヒトは弱点をさらしたまま生き、繁殖とは関係なく歌や踊りが好きだったりする。とかくこの世は不思議なことだらけ。こうした不思議を自覚し暮らすのは、なかなかに面白い。
変わらない歌のこと
街なかに繰り返し流れていたのは、昔から大好きなアーティストの歌。いつまでも変わらない透明感のあるメロディと、ふんわりちくちく胸を刺激する歌詞。うん、やっぱり大好きだ。
変わっていないわたしのこと
昔は、誕生日やお正月に、これから始まる一年への意気込みを込めて、イラストを描いていました。
それは大抵、そのとき好きだったゲームや漫画のキャラクターに似た、意思が強く、しっかり前を見つめている女の子でした。
本日は、わたしにとって節目となった日。わたしはいつものとおり鉛筆を握り、再生紙メモ用紙の厚紙の裏面に、しっかりと前を見つめる女の子を描きました。
これから始まる未来への意気込みを込めて。
正体不明のラクガキのこと
何を描こうか決めもせず、下書きもせずペンで一発描きするときは、大抵正体不明のラクガキになります。本日もそう。何がどうしてこうなったとか、何を表現したいとか、そういう深さは一切なく、つなぎたいように線をつないだらこうなりました。大概の事象は、大層な思想もないあやふやなことの積み重ねでできているのかもしれない。
ヒトビトのエールはあったかいのこと
個人的なことですが、今までの生き方を改め、また別の場所へと大きく一歩踏み出そうとしています。でも、行き先はまだ決めていないのです。なんというムボー!
そんなわたしを見送ってくださるヒトビトの言葉の温かさ、「元気で」といただいたお菓子の美味しさが、じわじわとわたしの中に染み込んできました。なんというありがたいことでしょうか。
身近なヒトビトのエールは確実にわたしをあたため、次の一歩を踏み出す勇気へと醸成されていきます。
自他の境目のこと
自他の境目がなくなりつつあるラクガキ。
本日で、再生紙メモ用紙最後の一枚を使い切りました。あらら。
雷の印象のこと
三月三十日の暦を見ると「雷乃発声」と書いてある。「かみなりすなわちこえをはっす」と読み、春雷が鳴り始める時期だそうな。
雷が空気中の窒素を地面に下ろすと学んでから、ただただ怖いと思っていた雷の印象が180度変わってしまった。
ファンタジーなラクガキのこと
こういうかんじのファンタジーなラクガキなら、いくらでも描ける世代です。大好きなイラストレーターさんの絵を散々ながめて、なんども真似して描いたものね。未だに手が覚えています。
ツノのこと
なぜかそこだけ伸びるものは、髪の毛とヒゲだけではありません。
ツノも、そう。なぜかそこだけ硬くなり、ぐんぐんと伸びてきます。
戦いに使う者もいれば、目立ちたいからつけてる者もいるし、なんだかよくわからないけどついてる者もいるそうな。
なんでそこだけ伸びるのかはわからないけれど、髪、ヒゲ、ツノに共通しているのは、立派だとカッコイイってことよね。
ひげとかみのけのこと
何度考えても、ひげも、髪の毛も、よく分からない。
どうして特定の場所の毛だけ伸びるのだ。
われわれは猿と近しいと言われているが、チンパンジーもゴリラもオランウータンも、床屋にもいかないのに、顔の毛も頭の毛も、イイ感じの特定の長さをキープしているじゃないか。
どうしてヒトだけ伸び放題になるのだ。
何度考えても、やっぱりさっぱり分からない。