お灸のこと

正直、鍼灸を自分が試してみるとは思いませんでした。

いえ、もちろん、注射嫌いの私にとって「鍼なんてとんでもない!」という考えは変わらないのですが、お灸だって「あっついんだろうな、自分じゃやらないだろうな」と思っていたものです。

それが自身の体が不調になり、漢方内科でめちゃ面白い五行の考え方を知ってから、あれよあれよという間に、毎晩お灸をするようになるとは。

昨日から足三里に加え、片手の合谷にもお灸をするようになりました。

良くわかんないけど、なんかいい。

きっかけはアオスジアゲハのこと

まだお肌の調子がイマイチのままなのに、この場所にまた言葉を紡ぎにこようと思ったきっかけは、やっぱり生き物でした。

いつものランチタイム、ベンチに腰掛けてサンドウィッチを食べていたら、足元に交尾中のアオスジアゲハが二羽飛んできたのです。つま先から5センチも離れていない場所に降り立って、そのまま交尾しています。

え、ちょ、あの、そんな近くでいいんですか?なんか、私がちょっとでも動いたら、蹴っちゃいそうで怖いんですけど。ま、まあ流石にちょっと待ってれば、この方達も別の場所に飛んで行くよね。人間の近くなんて、嫌だもんね。…………まだいるな。…………(サンドウィッチを食べ終わる)…………(水筒からお茶を飲む)……まだいるな。…………(スマホを取り出し、文章を入力する。10分程度経過する。)……ま、まだいるな。も、もう行かないといけないから、あの、行きますね。ああ、普通に立ち上がったら、足がぶつかっちゃう。そっと、こう、足を抜いて……。はあ、緊張した。

という面白体験をしたので、この場所に書き綴りたくなったのです。

自分では制御できないオモシロが向こうから来てくれると、地球が遊んでくれているような気持ちになって、赤ん坊のように嬉しくなります。

再びここへのこと

毎日更新していた「日々のこと」を、体調不良を理由にお休みしてから早半年経ちました。

治癒に集中するぞ!と意気込み、ここに言葉を綴っていた時間を使ってヨガをしたり、早めに睡眠をとったりした結果、お肌の調子が少しずつ良い方向へ近づいてきました。

ホントはここへ戻る時には「静養したおかげで綺麗さっぱりツルツルボディです!」と自信満々に言いたかったのですが、むしろ半年間色々試した結果、荒れた範囲が広がったり、瘡蓋だらけになったり、全身が痛くて、休みの日は1日の大半を寝て過ごすといった具合に過ごしています。

それでもお肌の調子が良い方向へ向かっていると感じるのは不思議ですが、肌が腫れて赤くなっている箇所が減っていることや、ポロポロ落ちるしかなかった皮膚がむしろくっついて容易に取れなくなってきたことは、私に強い自信を与えてくれています。

再びここへ戻ってきたというのに、結局、お肌の話ばかりしてますね。

でも体が悲鳴を上げてくれたおかげで、この半年間でようやく私も、外に向かって「無理だ」と主張できるようになってきました。

今までずっとやりたいことを我慢して働いてきて、ようやく仕事を辞めたのに、「自分」のことを顧みず、それまでの自分の延長線上の「格好つけた自分」のままだったので、いつの間にか義務感や使命感に囚われて苦しくなってしまってようです。

もう、とことん、「自分」を見つめ、「自分」に尽くす日々です。

例えば、毎日、足三里にお灸をしたりね。漢方然り、お灸しかり、東洋医学が身近になるとは思いもしませんでした。

まだ、治りかけの自分ですけど、そんな途中経過を、本日ここに掲げときます。