月のウサギのこと

月で餅つくウサギの姿について、幼い頃はさっぱりわからなかったけれど、大人になってから急に見えるようになった。「あれよね、鳥獣戯画か手塚治虫風の、腰のくびれがセクシーなウサギよね!」としたり顔で頷いていたのに、一般的な見え方とはどうにも違うらしい。あなおかしや。

ホシホウジャクがいるときといないときのこと

ハチドリのようにホバリングしながら、筒状の花から蜜を吸う姿が可愛らしいホシホウジャクさん。まだまだ暑くて明るい夕方の街路樹で見かけてにこにこしていたら、2メートルほど離れたところに別の個体を発見しました。今日は運がいいなーとさらににこにこしていたら、さらに2メートルほど離れたところに別のお方が。合計5匹くらいのホシホウジャクさんたちをお見かけしたので、この場所が好きなかしらと思ったのですが、別の日、同じような時間帯に歩いてもいらっしゃらないのでございます。

いるときといないときの違いが気になっています。

ヒョウモンチョウをじっと見るのこと

幼い頃は見かけなかった虫のひとつにヒョウモンチョウさんがおります。

クマゼミ然り、ナガサキアゲハ然り、温暖化の影響で今ではすっかり身近な虫になったのに、なんとなく「よそのひと」という態度をとり続けておりました。

昨日、ヒョウモンチョウさんをじっくり観察する機会がありました。羽を摘んで、虫眼鏡を近づけて、手の中で生きているヒョウモンチョウさんの姿はあまりに美しく、思わずスケッチしてしまいました。

わたしがヒョウモンチョウさんを遠ざけていたのは、よく知ろうとしなかったから。

今ではすっかりメロメロです。

扉絵を変更しましたのこと

扉絵を変更しました。

虫シリーズとして製作中のこのイラストたちを、ポストカードにして売る準備を進めています。

準備出来次第、お伝えいたします。

逆V字で飛ぶ鳥たちのこと

暑さも少しやわらいだ夕方の空に、逆V字で編隊を組み飛んでいく鳥たちを見た。

寒い日に見る「初雁」と違って、隊列がちょっとへろへろしているのは、暑さのせいかしら。

ともあれ、どこかへ飛んでいくのか、どこかから飛んできたのか。

彼らは季節を超えていく。