ピンと伸びる樹のシルエットのこと

冬、陽が落ち夜になる間際の空を背景に、枝を伸ばす大きな樹形のシルエットを見るのがとても好きです。赤も青も入り混じった複雑な色にくっきり浮かぶ影が美しいと心から思います。

サバンナのようなダイナミックな大自然は見たことがありませんが、こんな素敵な光景が毎日街の片隅でおがめるのがありがたいなあと思います。

おばちゃん、心配やわのこと

ラクガキとは関係ありませんが、数日前に風呂場でみかけたハエトリグモさんを、今日も風呂場でみかけました。

家のなかでハエトリグモを見ると、ちゃんとごはんを食べられているのか、とても心配になるわたし。例えるなら、たったひとりで移り住んできた細身の若者を、大家のおばちゃんが心配するような。「あんた、毎日ちゃんとごはん食べれとる?晩御飯一緒に食べていき!」と言いたくなる、あの感じ。

おばちゃん、心配やわー。

紳士服を着るようになるのこと

身近なお店で、天然素材で肌触りよく気安く買える服を追い求めたら、紳士服売り場にいることが多くなりました。今冬着ているハイネックもセーターもジャンパーも、ほとんど紳士服売り場で買ったものです。

「紳士服」と「婦人服」、わざわざ分けているのだから何か意味があるのでしょうが、服はサイズが違うだけのユニセックスなデザインでいいと思っているわたしには、いまいちピンときません。しかし、実際に着てみると、いろいろな違いに気づきます。例えば、婦人服は首も袖も胴回りもゆるやかで締め付けないものが多く、紳士服はむしろ要所要所を締め付けない程度にすぼめさせているものが多い、というような。隙間から風が入らないので、冬場はとても重宝しますが、それを性別で分ける必要性は分かりません。なんでなんだろうね?

とりあえず、紳士服には綿や毛100パーセントの肌触りの良いものが多いのでずるいなと、いつも思っています。

花の香りに引き寄せられるのこと

美しい上に香りも良いロウバイにはヒトを惹きつける力があります。

本日も、公園の片隅に咲くロウバイの前に、次から次へと立ち寄るヒトビト。

わたしもそのうちのひとりです。

キンモクセイやジンチョウゲなども甘ーい香りを風に乗せて運びますが、大して鼻のよくないヒトも気付くような強い香りは、鼻の良い生きものにはどんな風に感じられるのでしょうね。

お世話になっていますのこと

自分ひとりではうまく立ち回れないとき、助けてくれるヒトビトがいることに、気づけるようになりました。とてもありがたいので、ちゃんと声に出して、ありがとうと伝えるようにしています。

わたしという船のこと

体内の細胞や体表に生きる菌にとって、わたしは大きな船のようなものでしょう。

洗顔は水かぬるま湯だけ。髪は石鹸シャンプーで洗い、整えるときはオリブ油だけ。顔も体も汚れがたまったかなと思わない限りは石鹸では洗わない。(手は石鹸でちゃんと洗うけどね。)自分が安心でおいしいと思うものしか食べず、自然素材の着心地の良いものしか身につけず、お腹は温かく、足はいつでも開放的に。

そんな船だもの、細胞も菌類ものびのび暮らせるんじゃないかしら?それが、今、ちょっと自慢です。

謎のもののこと

とある木の根本にスポンジ状のものを発見。一瞬きのこかな?と思ったけど、質感がスポンジそのものだったので、木の管理か養生のために誰かが意図して置いたものだろうと納得して通り過ぎた。

しかし、久々に通りかかったところ、謎のスポンジ状のものが増えて広がっているのを発見。それは木から滲み出たキノコか粘菌のように見えるのに、中身はやっぱりスポンジそのもの。

一体何者なんだろう?

追記。今回、すでに割られた状態のものを発見したが、わたし以外にもこのあやしい物体が気になったヒトがいたんだろうなあ。

常在菌のこと

わたしの皮膚にも腸内にもたくさんの菌が棲んでいて、一緒にわたしを作っています。わたしはそれを、とても嬉しく思います。

だって、わたしが生きてる限り、天涯孤独ではない、ということだからね。

ちなみに、NHK の「奇跡の星」で、ミトコンドリアは酸素を使う全ての生きものの細胞にいると知り、ますます嬉しくなりました。

だって、あの可愛らしいハエトリグモさん、麗しい梅ちゃんやレモンちゃん、賢いカラスさんたちと、わたしは同じミトコンドリアをもち、生きる根幹としているのだから。

大きなもの包まれるような安心感です。