うるさい自意識のこと

久々に漫画っぽい絵が描きたいな〜。よし!可愛い女の子にしよう。と描き始めてすぐ、手がとまりました。

「痩せてて髪が長いのが可愛い女の子だなんて、古びた固定観念でしょう?」

え、じゃ、じゃあ、ふっくらした頬でぱっちりした目でくせっ毛の……。

「二重まぶたとふんわりした髪の方が良いっていう押し付けになってない?」

え〜…。じゃ、じゃあ、切長の目に黒髪のアジアンビューティーにするか……。

「アジアを一括りにして、切長の目に癖のない黒髪って、それこそ偏見では。」

そんなつもりじゃないよ!わたしはただぼんやりとラクガキしたいだけなのに!

「そんなつもりじゃなくても、見るヒトに誤解や偏見を与える可能性があるものをわざわざ公にする必要ないでしょう。ラクガキなんて、公開せずに一人で楽しんでればいいじゃん。そもそも『可愛い女の子を描こう』って時点で、女性を消費しようとする悪習の一助になってるんじゃないの?」

……。

以上のようなやりとりを、自意識とわたしが脳内で繰り広げた結果、本日のようなラクガキとなりました。はあ。

頭から離れないのこと

この場所には、印象深かったことやふと思い出したことなどを時系列関係なく自由に書き綴っているため、いわゆる日記のような「その日の出来事」が登場しない日も多々あります。

でも今日は、もう、これが頭から離れなかったので描くしかありませんでした。

マダラマルハヒロズコガの幼虫が住んでいる巣(ミノ?)です。幼虫は隙間から頭を出してこのミノを引きずって歩くのだそう。なにその面白生活。左右対称でビューティーなこの形を自ら作り、住もうとするところがすごい。

いろんな生き物の生態が面白すぎて、日々どうにかなりそうです。

ありましたのこと

昨日見つからなかった綿の室内履きを、本日別のお店で見つけることができ、即購入しました。

家に帰って早速履いてみると、やはり柔らかで指などへの負担もない素敵な履き心地。

大変ありがたいことです。

取り扱いがありませんのこと

数年前に購入し、履き心地の柔らかさが気に入って季節を問わずに履いていた室内履き。

ぼろぼろと崩れかけたところを縫いとめて使っていましたが、さらにもさもさが出てきました。

さすがにこれ以上は無理かと、新しいのを購入しに行ったのですが、すでにこういうタイプのスリッパは店頭に並んでいませんでした。

つまり、今あるものを縫いとめて、さらに使うしかない、ということですな。

脱皮していたようですのこと

つい先日、ヤモリちゃんを見つけた金属製の隙間で、再びヤモリちゃんを発見。

よく見ると、しっぽや指にからからに乾いた薄皮のようなものがついています。

なるほど、脱皮のためにじっとしていたのね。

めくれあがる手のこと

日中の気温が高い、蒸し暑い日。

自転車で帰宅し、喉を潤したいと足速に玄関に向かう視界の端に、なにやら気になるものが映りました。視線を戻すと、外壁の金属部分のわずかな隙間に何かが隠れています。めくれあがったような小さな何かにそっと近づき覗き込むと、1センチにも満たない高さの溝に、ヤモリちゃんが隠れておりました。

たぶん、そこが一番涼しかったのね。

見上げる景色のこと

太陽が沈んだあとの明るさが残る空に、ぽつぽつと雲が浮かんでいます。

遠い光を受けてオレンジと紫のうつくしい色に染まる雲にひそかに感動していたら、となりにいた子どもが「空きれい」とつぶやきました。

同じことを考えているヒトが存在することにじんわり嬉しさを感じていたら、別の子どもがスマホで写真を撮っているのを見て、ますます嬉しくなりました。

こういうのいいなあ。

くいしんぼうゆえの心配のこと

わたしは、くいしんぼうです。

よほど具合が悪い時以外は、ちゃんとごはんを食べないと気が済みません。おいしいものを食べるとたちまちしあわせな気分になる単純な思考を持っています。

ゆえに、あまりごはんを食べない生きもののことが心配でなりません。

最も遅く生まれ、たったひとりで二齢幼虫時代を満喫しているカイコさんは、食が細い上、新しい葉よりも少ししなびた葉を好む傾向にあるし。

いつの間にか紛れ込んでいたワイルドなクワコさんは、こちらの視線があるうちはじっと警戒しているのに、見てない間に爆速で葉を食べ尽くして驚かせるし。

腕にくっついてきた山育ちのミノムシさんは、新鮮な若葉を食べず、枯れて乾燥した葉も食べず、湿って腐りかけているけど胞子は伸びていない葉を好むし。

日々出会ういろんな生きものさんたちの、おなかの具合が気になって仕方ありません。

あ、でも、くいしんぼうのわたしは食事に集中してしまうので、自分が食べている間はこれらの心配ごとをまるごと忘れております。

ゆえに、本日の絵には真実と異なる事象が過分に含まれております。

森の違いのこと

大きめの神社の森のようにこんもりとした森が、もっとまちなかに増えると過ごしやすいだろうなと想像します。

近所の森にも大きな木々がしげっており、確かにこんもりとはしているのですが、ちょっと鬱蒼としているというか、陰気というか、神社の森のような清涼感がない気がします。

あの差はなんなんだろうか。