新年の準備のこと

いつも、このサイトのことを気にかけていただき、ありがとうございます。

2021年最後の日の今日は、新年の準備として扉絵を変更しました。2022年の干支であるトラの住む森の絵です。

2021年は、生きものが生きていくことのできる環境の大切さを、じっくり知る年となりました。それは、農園や家で出会う身近な生きものたち、そして生きるためのフィールドを変えた自分自身から学んだことです。

まだ考えもまとまらないし、うまく言葉にもできませんが、少しずつでも凡些亭の理念に近づけるよう、日々生きたいと思います。

来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

冬野菜の収穫のこと

今年は、冬野菜が大きく育ってくれています。

生きものの力を借りつつ、野菜が順調に育つのは、なんとも嬉しいことです。

風味豊かで地味滋養にあふれた食べ物を、土からいただくことができる環境にいることが、とても贅沢に思えてきます。

続けてきて、よかったなー。

レモンマーマレード?のこと

我が家のレモンちゃんの実で作ったレモンマーマレードを、パンにつけて食べてみました。

瓶詰めのときも「硬い」という印象でしたが、冷蔵庫で冷やしたためさらに硬くなり、レモンの砂糖固めという感じの仕上がりになっていました。

パンにつけても、のばせない硬さ。次回はもっと早めに切り上げないとです。

でも、香りがとてもよく、味は美味なのが幸いです。

時間と空間が生みだすお風呂のこと

体が温まるまでじっくり湯船につかる間、つい所在なく「気持ちが良いお風呂」の存在について考えてしまった。

「気持ちが良いお風呂」の主体は、わたしの体の一部が浸っているこの「温かいお湯」だろうが、湯は溜めるには湯船が必要だし、「気持ち良さ」は「温かさ」だけではなく「体を洗うことができる」ことにも起因するから、洗い場と道具一式も必要だろう。「他者に気兼ねしない」ための壁や天井、「後始末が楽で長持ち」する素材であることも大事。

じゃあ、この空間全体を指して「気持ちが良いお風呂」と言えるかというと、湯が入っていなければ浸かれないし、そもそも「裸」のわたしがいなければ「気持ちが良い」とは感じない。つまり、時間も必要ということだ。

時間と空間がちょうど合わさるからこそ出来上がる「気持ちが良いお風呂」。あえて難しく考えると、なんだか毎日奇跡的に素敵な体験をしてるみたいに思えてくる。

初めてのジャム作りのこと

初めてレモンマーマレードなるものを作ってみました。我が家の大事なレモンちゃんからいただいた実を使うので、気合いが入ります。

母愛用の保存食づくりの本を傍におき、準備万端。いつもはテキトーにアレンジしてしまいますが、今回は作るのは保存食。大事なレモンちゃんの実を使わせてもらうのだし、できれば長持ちするものを作りたいと、コンロにかけた鍋の中身と本を交互に見比べながら作業を進めます。

戸惑ったのは、ジャムの出来上がり。鍋底にある「ジャムっぽいもの」が、いつ「ジャム」になるのか、いまいち判断がつきません。水分が多いと悪くなりやすいし、もうちょっと…とさらに煮詰めると、水分の少ないちょっと硬めのジャムになってしまいました。

さらに戸惑ったのは、瓶詰め作業。ジャムを入れた瓶を少し持ち上げ、下に落とせば、中のジャムの隙間の空気が抜けて瓶におさまる…予定だったのですが、ジャムの水分が少なかったせいでいくらコンコン落としても空気が抜けず、ひっくり返してもジャムが動かず……みたいなことになってしまいました。

味はちゃんと美味しいけど、保存はいまいちかもしれない。早めに食べます。

レモンちゃんをきび砂糖で漬けましたのこと

レモンちゃんから実をいただけるようになって、3年目です。

今年は、皮をむいて、きび砂糖に漬け込みました。レモンから出てきた水分が、きび砂糖の琥珀色に染まって、なかなか素敵な瓶漬けになっています。

皮は細かく切ってレモンマーマレードにする予定。こういった自分で作る保存食の数を、毎年増やしていきたいです。

 

夢のような夢の世界のこと

これからどんな世界になるだろうと考えながら寝たら、夢を見ました。

舞台は、昔住んでいた住宅団地。山一つ削って作られたその場所は、今や高齢化で寂れているはずなのに、若者たちが手作りの服や雑貨などを売る店を出店しており、静かな活気が満ちています。

わたしが暮らしていた場所には、木で作られたおしゃれで明るい建物があり、知らない人がほがらかに花屋さんを営んでいました。商品が少なく、内装もスッキリしています。

外へ出ると、川が溢れて湿地になったような場所があり、柔らかな草の上でキャンプをしたり昼寝をしたりと思い思いに憩うヒトビトの姿が見られます。基盤岩が剥き出しの場所もあり、この土地はこんなにすごい岩に支えられているのね、なんて思ったり……。

なんとも不思議ですが、わたしが暮らしたい世界のイメージをわかりやすく映像で教えてもらったような夢でした。

庭に集う超野菜たちのこと

ごつごつもりもりで美味しそうなパセリをいただき、庭に植えました。

ここには、それぞれ超野菜たちが集う庭。新入りのパセリさんも、元気に育ってくださると嬉しいです。

補足1:超野菜

野菜としての収穫適期を過ぎたことで、植物らしく逞しく育った方々。食べるなんておこがましいと思わせる力強さと美しさを兼ね備えている。

補足2:超野菜のご紹介

キャベツのなれのはて

2021年4月頃、農園で収穫したキャベツの株元から新たな芽を出したため庭に植えられたもの。モンシロチョウの幼虫にバクバク食べられながらも、気づけばわんさか葉をつけた巨大な木のようになっていた。

超コマツナ

2021年11月頃、農園で大きくなり過ぎたコマツナを根ごと収穫し、トゲナナフシさんのご飯にするため庭に植えたもの。気づけばひとまわり大きくなり、根元はごんぶとで、葉の色も濃くてツヤツヤテカテカになっていた。

ネギの根元

2021年12月頃、スーパーで購入した長野県産の土付きネギの根元を切って庭に植えたもの。少し大きくなってきたものの、まだ超野菜にはなりきれていないため、早く大きくなれと舌なめずりするヒトに狙われている。

カラスたちの楽しい水浴びのこと

カラスたちが集まって、川で水浴びをしていました。近くの木で、羽を乾かす方々もいます。

それぞれの場所で好きな時間帯に水浴びをしても良いのだろうに、わざわざ集まって同じことをするということは、水浴びが社交的な場所として使われているのでしょう。

公衆浴場や温泉に入るヒトとおんなじね。

ドラマを見ながら年賀状を書くことはできないのこと

こたつの上に必要なものを全て揃え、年賀状を書く準備が整いました。

宛名を書いたり、メッセージを添えたり、毎年結構な時間がかかります。黙々と作業するよりも気が紛れるだろうと、懐かしいドラマのDVDを流すことにしました。

子供の頃よく見ていたアットホームな海外ドラマ。登場人物の掛け合いが面白いので、ラジオのように耳だけで楽しもうと思っていたのに、画面を見るとファッションも素敵で、つい惹きつけられます。もちろんお話の内容も面白いので、そのまま楽しく2話ほど見続けて……はっとしました。

まだ、一枚も書けてません。

ドラマを見ながら年賀状を書くことは、漫画満載の本棚から大掃除を始めるのと同じことだと知りました。