自分の心を落ち着けるためのラクガキのこと

この場所に何か描こうと思い、鉛筆を手に取ります。

楽しい生きものの話や暮らしのなかのちょっとしたエピソードがあれば、テーマに合わせた絵を描きますが、何にもない日は困ります。

ラクガキを書いては消し、書いては消しを繰り返すうちに、ラクガキ帳のざらざらした面に鉛筆のでこぼこした跡が残って、いろんな形が見えてきます。

本日は横顔と耳のあたりの不思議な模様が見えたので、それを膨らませてラクガキを描きました。

このようなラクガキは、見られる方にとっては意味不明だと思うのですが、描き終えたわたしの心が落ち着いているので、わたしにとっては意味のあるものなのだと思います。

描きたいという想いにしっくりくるラクガキが描けると、うれしいです。

脳内リサイタルのこと

突然、頭のなかに音楽がめぐることがあります。

普段よく聞く歌や音楽、テレビでついさっき聞いた聞き馴染みのあるメロディなら、納得です。耳慣れた記憶をもとに、「お好きでしょ?」と脳が再生してくれたんでしょうね。

でも、近年全く聴いていなかったアーティストの音楽が、急に頭に浮かぶこともあります。どこかで偶然耳にしたわけでも、連想しそうな何かを見たわけでもないのに、楽器の音色ひとつひとつが鮮やかに甦るのです。

本日わたしの脳に流れてきたのは、上々颱風さんの「愛が誰かを呼んでいる」のイントロ部分。思い出した途端に、このメロディが聴きたくてたまらなくなって、昔のCD音源を引っ張り出しました。

こういうのって、わたしの心が聴きたがってたってことなのかしら。

自分で髪を切るのこと

せっかく髪がわんさか生えているので、自分で髪を切ることにしました。

Youtubeで美容師さんが教えるセルフカットの方法を見てその気になり、実際にやってみたらとても簡単で、大胆かつ不器用なわたしが初めて挑戦したにもかかわらず、出来上がりもいい感じでした。

自分でできることが増えていくたびに、なんだか人生がどんどん楽しくなる気がします。

かぎ針編みにはまるのこと

突然、かぎ針編みにはまりました。

編み物がなかなか上達しないわたしですが、なぜか、かぎ針編みはスムーズに進めることができています。初心者向けの本の写真を見ながら、自分で編み進めることができるなんて、不器用が自慢のわたしにとっては珍しいことです。

棒針編みは、本だけ見ていてもさっぱり分からず、母にこまかく教えてもらったのというのに。

スムーズにできることと、できないことの違いは、どこにあるのかと不思議に思います。

レモンちゃん2021のこと

2021年のレモンちゃんは、鉢を替えて、昨年よりひとまわり大きくなりました。葉をたくさんつけ、アゲハチョウの幼虫を養うこともありましたが、ほとんどがアシナガバチに食べられてしまったようで、葉を食べ尽くされるということはありませんでした。

夏にぽつぽつと咲いた花が、冬には大きく色鮮やかな実となりました。

柑橘系、特にレモンは、その香りの爽やかさから夏を連想しがちですが、実際に実を収穫できるのは12月なのよね。

レモンちゃん、今年もありがとう。大事に食べさせていただきます。

鉛筆を削るのこと

小学生の頃、小刀で鉛筆を削るという授業がありました。

お店にはシャープペンシルを筆頭に、ファンシーかつ便利で楽しい文房具がたくさんあったので、「鉛筆なんて面倒なもの、大人になったら使わないだろうな」と思っていました。

ところがどっこい、大人のわたしの文房具筆頭は、鉛筆です。いつものラクガキで使っている鉛筆は「木物語」のBですし、色鉛筆だってちまちま削って使っています。

子供の頃は、使うたびに丸くなり、頻繁に削らなければならない鉛筆を面倒に思っていましたが、大人になると、使うたびに描ける線の味が変わるし、削って芯を出す面倒さを面白いと思うようになってきました。

やってることは同じだけど、感じることは変わってくるんだな。

毛糸のレッグウォーマーってあったかいのこと

わたしの編み物の腕前が遅々として上がらない中、母が毛糸(洗えるウール100%)のレッグウォーマーを編んでくれました。今までレッグウォーマーを活用したことがなく、まともに着用するのはこれが初めてです。

ありがたく使わせてもらううちに、不思議なことに気づきました。この毛糸のレッグウォーマーを着用していると、足が冷えないのです。

「レッグウォーマーは足を温めるものなんだから当然でしょ」って思うでしょ?レッグウォーマーを愛用されている方には当たり前かもしれませんが、初心者のわたしにはちょっと驚きでした。だって、毛糸がある足首のまわりが温かいのは分かるのですが、着用していない足の裏や甲、指なども温まるのですよ。もちろんカイロのようにポカポカと熱を感じるわけではなく、外気は冷たいし、フローリングに素足で立つとひんやり感じます。うまく言えないのですが、「足首より先の部分が、芯から冷えることがない」のです。

それに気づいたのは、「いつもの冬ルック」に着替えたときでした。

冬のわたしはいつも、5本指靴下の上に厚地の靴下を重ねばきしています。足首が出ないよう肌着と靴下も重ねて万全の体制を整えて出かけるのです。もっと寒い日には、靴下用カイロにもお世話になっています。

当然「靴下2枚履きの方があったかい」と思い込んでいましたが、同じ部屋で過ごしているのに、毛糸のレッグウォーマーを着用して素足でいたときよりも、足の指が縮こまり、芯まで冷えていることに気がつきました。試しに、もう一度レッグウォーマーを着用してみると、芯まで冷えていた足がじわじわと元に戻ってきました。

どうやら「足首を温める」ことは、想像以上にすごい効果があるようです。

結局、現段階の最強の防寒は、レッグウォーマーの上に靴下を履くこと。1日中冷え知らずで過ごすことができました〜。

神社で憩うのこと

ひとりで神社を訪れるときは、神社にいることを思う存分楽しみます。

いつもはあちこち歩き回りご挨拶を終えるとすぐ帰ってしまうのですが、ふと、ベンチにゆっくり腰掛けてみようという気になりました。

本殿を見たり、他の参拝者を見たり、ただぼんやりと過ごしただけですが、とても心地の良い時間になりました。

こういうのも、いいなあ。

モグラが顔を出した跡のこと

畑や野原に突如出現する、小さく盛り上がった土の山。これぞ、モグラが顔を出した跡でございます。

モグラは肉食なので、草木や花、野菜などを食い荒らすことはございません。また、畑を耕してくださるミミ様(ミミズ)を食べるものの、食べ尽くすこともありません。モグラが現れる、ということは、ミミズなどの数がモグラを養えるだけちゃんといるからです。畑でモグラが作った土の山をみると、土の中に多様な生物が住める環境が整っているという指標にもなるし、モグラ自身も土を耕してくれているし「あんがとね〜」という気持ちになります。

さて、このモグラのあとを、公園でも見かけました。芝生が植えられた広場に、ぽこぽこ土が盛り上がった場所があるので、とても目立ちます。ある場所では、頻繁に顔を出したあとがあり、モグラが通ったルートが目に見えるようで、面白かったです。

短い距離でひょいひょい顔を出ながら、何をそんなに確認してたんだろうね。