誰でも使えるカトラリーのこと

先日、誰でも使えるカトラリーをそろえたカフェを利用しました。

くらそっと」というお店です。風の強い日、空いた時間にほっとできる場所を求めていたところ、カフェを見つけました。店頭には、「日本福祉大学グループが提供するお店」という感じの表記があり「福祉大学がカフェ???」と興味を惹かれ入店しました。

あたたかな店内には、キッズスペースと福祉関係の書籍が並び、少し奥をのぞいてみると、福祉の相談窓口があり、様々な福祉用具などの展示・体験・販売などを行うスペースがありました。もちろん美味しそうなフード&デザートメニューも充実しています。

何より驚いたのが、カトラリーの種類の多さです。フードコートのように、スプーンやフォーク、箸、コップなどの食器やカトラリーをセルフで選べるようになっているのですが、その中に、福祉機器・用品として開発されたものもあり、誰もが自由に使えるようになっているのです。

わたしは、りんごとさつまいものパイとコーヒーのセットを注文していたので、金属アレルギーに対応しているフォークを選んでみました。うねうねした持ち手が面白かったのですが、使い勝手はいつものフォークと違和感はなく、むしろ持ちやすいように感じました。

こうした様々な配慮がなされた食器やカトラリーを、おいしい食事で実際に「使ってみる」ことができるという先進性に非常に驚き、こんなに進んでいる店があるのか!と内心大感動していました。

居心地のいい店内で、デザートもちゃんと美味して、冷えた体も芯から温まり、本当にこの店に入ってよかったなーと思いました。

これからは、どの店でもこういうのが当たり前になるといいなー。