おカイコ様のこと

先月、今春生まれのカイコが卵を産みました。ほとんどのペアの卵は休眠卵として今も眠っていますが、1組の卵はすぐに孵化し、今ではほとんどが繭となりました。現在、イモムシのまま過ごしているのは、おふたりだけです。

このうち、ひとりはいつまでたってもクワを食べるのをやめようとせず、他のカイコよりすこしふっくらしているように見えます。

もうひとりは、いつまでも小さいまま。よく見ると、うんちをするのに苦労しているので、糞詰まりに悩んでいるのかもしれません。

繭から絹糸を作れる術もないし、食料(クワ)の確保や快適にお過ごしいただくための工夫など、とても大変なのに、わたしはどうしておカイコ様を育てるのでしょうか。

それはとてもシンプルな理由です。「生まれちゃったから」ですね。

地球は多種多様なたくさんの生きものを同時並行で養えるのになー。