色鉛筆のこと

ふくよかで ゆたかで あふれるめぐみをうやまう気持ちを、色鉛筆に込めて描きました。

中高校生の頃は、色鉛筆でひたすらぐりぐりとお絵描きしていたものです。絵の具が苦手というとても消極的な理由から選んだ色鉛筆ですが、好き放題塗ってみるとすごーくきれいな色がでるのですよねこれが!誰かに教えを請うよりも、まずは思いのままにやってみるというほうが、わたしにはあっているのかもしれない。

たぬきの置物のこと

前々から思っていたことですが、たぬきの置物などを大事に飾っている家の人とは仲良くなれる気がします。

無闇矢鱈と並べるのではなく、キャラクターを考えた上で、その子にとって心地好さそうな場所にちゃんと置いてくれている、そんな人です。

たぬきでなくともいいのですが、たぬきだとより共感します。

もったいないおばけのこと

「もったいないおばけ」から受けた影響は多大です。

小さな頃テレビで見た「日本昔ばなし」風の「もったいないおばけ」のお話は、野菜が嫌いだという理由で粗末にする子どものもとに、夜中、野菜たちがやってきて、「もったいない」「もったいない」と告げるもの。

おぼろげなわたしの記憶では、真っ暗な寺の鐘のなかに閉じ込められ、野菜のおばけに取り囲まれ、ちゃんと野菜を食べないと出してもらえなかったような。「もったいないおばけがでるぞ〜」と大人から脅されたというよりも、自分自身で幾度となくその映像を思い出し、「残したら、もったいないおばけがでる……」と戒めていたように思います。

懐かしいなと思って、先日調べてみたら、いくつかのお話がごっちゃになっていることが判明しました。「もったいないおばけ」の話と、寺の鐘に閉じ込められる話は、別のものでした。そもそも、「日本昔ばなし」ではなく、ACのCMだったのね。知りませなんだ。

多少の誤差や勘違いも含めつつ、物語や昔話というものは、教科書などより深く根付き、その人の芯をも形作ると感じています。

これからも自分のなかの「もったいないおばけ」を大事にしていこう。

毎朝鳥を探して楽しむのこと

毎朝、様々な鳥を探しながら駅まで向かっています。チュイっという声が聞こえるたびに、声の主を探してキョロキョロしてしまいます。見つかると、安心&納得して前へ進むのです。冬はいろんな鳥が見つかるから楽しいよ。

踊るラクガキのこと

単なるラクガキの巻。

良い歌に出会うと、描きたい気持ちと踊りたい気持ちが湧きあがります。

響は、見えない力になると思うなあ。

クスノキそのものの虫除け効果のこと

遅まきながら、ようやく冬物を出しました。

5年くらい前から、防虫剤として小さなクスノキの木材をたんすに入れているので、セーターからはさわやかな匂いが淡く漂ってきます。市販のくさすぎる化学薬品系防虫剤に耐えられないと思っていた頃に、雑貨屋さんで見つけて即買いしました。

購入当時のパッケージに「匂いが薄まったら紙やすりで周りを削れば効果が戻ります」的なことが書いてあった覚えがあるのですが、5年経った今でも匂いは衰えず、まだ一度もやすりをかけたことはありません。削るのも楽しみだなあ。

虫除けとしての効果のほどは、とりあえず、まだ一枚も衣類を虫に食われていないので、大丈夫なのではないでしょうか。

一年目のこと

こんにちは、さぼてんと申します。

「凡些亭」を立ち上げて、日々のことを書き始めてから、丸一年経ちました。

「凡些亭」は、現段階では、ただのとるにたらない1人のヒトが、毎日ふわふわと生きて感じている些細なことを平凡に書き綴るだけとなっており、せっかく来てくださっているかもしれない皆様に、特別なおもてなしなど何一つとしてできておりません。この双方向時代にあるまじき一方通行ぶりですが、今後も似たような感じで、「凡些亭」の理念につながるよう地味に歩み続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

「ぎゅっ」の力は大きいのこと

「ぎゅっ」の力は大きい。

大きくてふわふわであたたかいものにしっかり包まれると、こころも体もほぉっとあたたまって安心しちゃうのだ。

ささくれだったこころをどうしようもできないでいた子にも、たったひとりでさみしさをかくしていた子にも、「あなたのことが大好きよ」と言葉はなくても ちゃんと通じるのだ。

ということを、本日、実感しました。

人間としてしっかり歩んでこられた方々のこと

本日は、80代のお元気なおばあちゃまから、40年間地域のために尽くされているというお話を伺いました。ちょうど、今のわたしくらいの年齢で子育てしながら地域の活動に参加され、今までずっと継続されてきたとか。

そういう方々は大概、お声をかけるとちゃんとこちらを向いて、笑顔で「ありがとう」と返してくれる、そんな真っ当な人間なのです。

わたしはまだまだ、ただのヒト。いつかにんげんになれるかしら。