竹の油抜きをしてみるのこと

シリーズ「手仕事を暮らしの中に取り入れたい」第三回。

本日は、「竹の油抜き」です。

何かに使いたいなと思い、洗って乾かしておいた竹の容器(水ようかん、美味しかった)。竹は、青竹でも利用できますが、長持ちさせるには油を抜いて日陰でよく乾かした白竹にする必要があります。白竹で作られた竹細工は、つやつやしていてとても美しく、大事にすれば100年もつとのこと。

今回は、まだ用途不明の竹をば使い、その油抜きというものをやらんと思えしかです。

ガスコンロを遠火であぶり、出てきた油分をふきんで拭うを繰り返していくと、鮮やかだった深い色が、淡くて綺麗な色に変化します。なんとかうまくできたような?

油抜きをしてみて初めて分かったのは、あつあつの竹は、しばらくピシ、ピキンと、細かな音を立てていること。ひそやかな話し声を聞いているようで、うっとりしました。