おカイコ様のマンガ的効果のこと

昨日、おカイコ様の模様のささやかな違いについて書きましたが、ぱっと見た感じは、みんな同じように見えます。

顔の上には、黒とオレンジ色を基調としたふたつの目玉のような模様があり、大概、その間は灰色で埋められています。

この灰色の部分が、マンガ的な表現でいうところの「凄んでいる」とか「企んでいる」とかいうときに描く影に見えるのです。

イモムシは、模様や突起やトゲ、毛など、ボディに備え付けられた様々な構造を巧みに使い、隠れたり、怖がらせたりして、容易に食べられないようにしています。

おカイコ様も、ゴゴゴゴゴという効果音がつきそうな影の効果を使って、「早く桑を持ってこい」という無言の圧力を表現なさっているやもしれません。