赤鼻のトナカイのこと

E テレで放送されていた「ルドルフ赤鼻のトナカイ」。わたしも子どもの頃に見たことがあります。

同質であることを強制されたり、見た目の違いで仲間はずれにされたり。物語としてはよくある展開なので、昔はとくに気にしませんでした。だってその先には、立場が逆転する場面があることがわかっているのですから。「みにくいアヒルの子」や「小公女セーラ」など、昔のアニメはどんなにいじめられても、最後はちゃんと報われるという内容であったように思います。

「今」、同じ物語を見ると、いくら最後に受け入れられるとわかっていても、無理解や不寛容な場面を目の当たりにすると、とてもきゅうくつな気持ちになって「やだー」と思っちゃうのです。

今の物語がやさしさに満ち溢れすぎているのか、わたしの心が耐えられなくなったのか、無理解や不寛容こそ時代に合わなくなってきたのか。

いろいろ考えちゃいました。