本音を話したくなる音楽に出会った。
きれいな歌声。聴いているだけで、自分が洗い流されていくよう。
わたしはいつも認められたかったし、ほめてもらいたかったし、仲間に入れてもらいたかった。真摯に向き合えば、きっと信じてもらえるって思ってた。
わたしののぞみは、でっかい承認欲求が満たされること。がんばるのは疲れちゃうから、本当は、ただ生きてるだけでいいよって、言ってほしい。
……このように、自分の器を「満たす」のを他人任せにしていたら、身のうちから湧き出す思いに気づかなくなっちゃった。
わたしは、何がしたいんだっけ?
洗い流され、見えたものは、単なるわたし。
自分の器を満たすのは、自分しかいなかった。