学校の記憶のこと

学校生活で鮮明に思い出せるのは、授業じゃないときの記憶です。

総時間数からすると最も長い授業中の記憶も、がんばって勉強していた97%以上のことは全く覚えておらず、ノートや教科書のすみなどにラクガキをしたり隠れてギャグ漫画を読んで吹き出しそうになったりした3%未満のほうを鮮明に覚えています。

先生たちも、授業中に熱弁をふるっていた姿なんてものは微塵も思い出せず、ホームルームや準備室での一幕とか、合唱の練習に力を入れていたといったようなほがらかな記憶がメインで、何を教わったかよりも、その人柄をよく覚えています。

世間一般でいうところの「とるにたらない」事柄の方が、自分にとってはとても印象的で、消えないもののようです。