海という場所のこと

テレビでハッブル宇宙望遠鏡がとらえた星雲の映像を見たら、海を思い出しました。

島国とはいえ内陸で生まれ育ったため、海という場所にあまり縁がありません。その割には、頭の中にいくつかの明確な海の映像があります。

夜明け前にカメラを構え水平線の向こうから太陽が昇るのをじっと待っていたこと、パワースポットだと教えてもらった波打ち際で海とは反対側の尖った岩壁ばかり見つめていたこと、夜の砂浜で先が見えないほど暗い荒れた海を見て心底ぞっとしたこと。

旅先で出会う海はいろいろな表情を持っていて、どれも印象的でした。

もう随分旅をしていませんが、またどこかへ気軽に行けるようになるといいと思います。