ヒトをベースに考えるのこと

ファンタジーなどで多様なヒトビトの姿を想像するとき、つい現在の「ヒト」をベースにしてしまう自分に対し、想像力不足を感じておりました。

空を飛ぶために、海を渡るために、土深くもぐるために進化してきたとすれば、現在の動植物をベースに考えた方が現実的で、なんでもかんでも2本足で立ち、口から声を発してコミュニケーションするなんて、ヒト至上主義かつ上から目線の発想ですわとか、めんどくさく考えておりました。

でも最近、ヒトはヒトの形のままでいろんな生きものとして生き、いろんなところに棲み着きたいんだということがじんわりと分かってきまして。

だから「ヒト」をベースにして、多種族の特徴をキメラのように貼り付けた姿を描きたくなってしまうんだなと思い直しました。

結局は、他種の持つ、ヒトが持たざる素晴らしい特徴に強くあこがれているということですな。