龍天に昇るのこと

本日は、春分の日。

暦をみると、古代中国では「龍天に昇る」と説かれた、と書いてありました。

春はあたたかい空気がおふとんのように覆いかぶさってくるメージでしたが、生きものたちがぞくぞくと土の中から出てくる様子を見ていると、確かに地から湧き上がるものでもあると感じます。

なるほどねえ。

毛のない動物のこと

公園で、花咲く草木や鳥、トカゲたちの姿を愛でていたら、ふとまわりのヒトビトに目が向きました。

毛や鱗のないつるつるボディに、防寒や身を守るための衣服を纏い歩くヒト。

どうせつるつるにするのなら、サンショウウオのように頭から尻尾の先までつるつるぬめぬめにすればいいのに、なぜか頭頂部やらまゆげやらにちょろちょろ毛を残しているなんて、ヘンテコだわ。

もちろん、わたしもそのひとりだと考えたら、なんだか面白い気持ちになりました。

急に形に見えてくるのこと

綿のくつしたを編んでみようと思いました。

冬の終わりから編み始めましたが、苦戦しているうちに春を迎えました。編み進めてもなかなかくつしたらしい形に見えなかったことも、やる気が下降した原因のひとつです。

とりあえず、きりのいいところまで編んでみようと、もういちど編み始めたところ、急にくつしたらしく見えるようになりました。

いつのまにこんなに編めていたんだろう……?

完成していないのに、難関を突破した気分です。

勝手な自分のこと

種を蒔くため、冬の間ほったらかしておいた畝の草を刈りました。

草刈り鎌をふるった後には、たくさんの生きものたちが慌てふためき、ちりぢりに逃げる姿が。小さな生きものたちを傷つけないように、刈る草も最小限にと思ってはいても、その場や生きものを積極的に破壊する行為は変わりません。少し待てばすぐ訪れるスカベンジャーたちの姿からも、この場で今多くの命を奪ったことに気付きます。

けれどわたしは今年も種を植え、自身の食糧を育てるのです。なるべく多くの生きものにこの場に来てほしいと願いながら。

衣替えしなくてよかったのこと

おととい、真冬の格好から暖かな上着を脱ぎ捨てたばかりなのに、今日は肌寒い夜となりました。

衣装棚にぎゅうぎゅうに押し込めていたベストを引っ張り出して着たら、ちょうどよい加減になりました。

いそいで衣替えしなくてよかったです。

衣替えにはまだ早いのこと

つい1週間前まで、真冬仕様で過ごしておりました。

寝る時も、パジャマの下にハイネックの長袖を一枚着用し、羊毛のベストと裏起毛のトレーナーを重ね着してもまだ寒いと感じるほどでした。

それが今や、ベストとトレーナーを脱ぎ捨ててもなお暑いほど。

あたたかな夜ですが、衣替えにはまだ早いんだろうな。

ほっとするタイムのこと

あたたかいお茶を飲むのが好きです。

緑茶はもちろん、ほうじ茶や生姜紅茶、ハーブティーもいいですね。あっつあつのお茶を飲むと、のども心も潤います。

結構な茶飲みなので、飲食店で急須ごとお茶をサービスしていただけると嬉しくてたまりませんでした。もっぱらおうちごはんの昨今は、遠慮なく好きなだけ飲めるので気に入っています。

ほっとするタイム、大事です。

ニンジンの種をまきました。

マルマルコロコロとしたアブラナ科の種とは違い、ペラペラで吹けば飛ぶように軽いのがニンジンの種です。

汗ばむほどうららかな本日は、手汗にひっついてまくのに難儀しました。

身近な植物である野菜でさえ、「種」の形や特徴が異なっているのは、とても面白いと多います。