今年も赤紫蘇のお世話になるのこと

むしむしした日が続くと、あせもがひどくなります。

はじめは大したことないのに、こまめに水洗いすることを忘れたり、かゆさにまかせてかいたりして、気づけば肌がぶつぶつとしてきます。

ハッカ油やらハンドクリームを塗って誤魔化そうとしますが、当然治ることなどなく症状は悪化します。塗られたクリームと肌着がべったりくっついて、余計に皮膚を刺激する悪循環。

毎年のことなのに、わたしはどう対処してきたのだっけ……と考えて、ようやく思い出すのです、赤紫蘇さまの存在を。

わたしがあせもに苦しむ頃、こぼれ種が芽を出しほどよく成長した赤紫蘇さまが畑に現れます。なんとありがたいことでしょう。早速一株収穫し、とれたての葉を洗ってもんで出てきた汁をあせもの箇所にこすりつけました。

みるみるうちにかゆみがおさまり、赤かった部分も瘡蓋のように落ち着いてきて一安心。

来年はもっと早く赤紫蘇さまのことを思い出せるようになりたいです。