真横から見るのこと

自分の内側からしか世界を見ることしかできないわたしは、「前を向いて睨みをきかせる」絵を描きがちである。

しかし鳥たちがこちらを警戒あるいは凝視しているときに向けるのは「横顔」。

さあ巣を作ろうと選んだ場所に偶然やってきたヒトに見つかってびっくりしたけど、この場所を先に見つけたのはわたしだし絶対動かないんだからねッ!と鳩に睨みつけられたときも横顔だった。目が血走って見えて、ちょっと怖かった。

ともあれ、「目」というパーツがどこについているかによって、相手の「正面」は変わるのである。

ってことは、いくら創作上の絵とはいえ、鳥をモチーフにし、睨みをきかせたいならば横顔を描くべきで、前を向いて睨みを聞かせてるってことは、大変「ヒトくさい」絵ってことなのよね。

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