冬のサギさんのこと

田畑や河原でサギを見かけるたびに、つい「サギーさんだ!」と叫んでしまいます。大きな鳥が悠々と歩く様が美しく、嬉しい気持ちになるのです。

田んぼに4〜5羽集まる姿を「サギーサミット」と呼んだり、神社の森に集まって子育てする姿に目尻を下げたり。ファンとして、サギーさんたちの動向を見守っている気持ちになっていました。

しかし、今年になってようやく、「冬はサギを見かけない」ということに気が付きました。調べてみると、「サギ」は夏鳥で、冬は南方に渡って越冬するものだと、当たり前のように書いてあります。

わたしは目に見える時だけ関心を向けていた、ということです。

ぱちりとひとつ、視野が広がったような気がしました。