今そこにいる理由を知るのこと

有象無象が天文学的な数ほど存在している世の中で、ちっぽけな自分ひとりが今、ここにいる理由なんてないだろう、と思いがちですが、そんなことない日もあります。

例えば。

無人レジの使い方が分からなかっただけで店員さんに暴言を吐き続ける輩がいて、隣のレジで会計中の通りすがりの私が止めに入る理由を探していた時にエラーが発生し、困り果てている店員さんを堂々と呼ぶことができたとき。(その後、輩が同じ店員さんを捕まえて、さらなる暴言を吐き始めた時にも、わたしの会計処理画面は新たなエラーとなり、同じように止めに入ることがらできた。)

商業施設の片隅で焼き芋をかじっていたとき、偶然通りかかった人がバサバサと目の前で荷物を落としてしまい、手助けするほどでもないけど、その人の足元に転がったペンだけ見落としそうだなーとハラハラ見ていたら、案の定、ペンを拾わず行ってしまいそうになったので、慌てて声をかけたとき。

こんなにたくさんの生命体が同時進行で生きている中で、こんなにちゃんと繋がりを感じられる場面があるというのが驚きです。

おてんとうさまが見ているぞ、でおなじみのおてんとうさまの存在を感じて、笑ってしまいました。