あけましてのこと

新年あけました。

今年もいつもの神社さんにご挨拶と思いましたが、ものすごい行列で、とても境内に入れるような感じではなかったので、日を改めることにしました。近所ですからね。

老舗のショッピングセンターの小さなフードコートも混雑しています。親戚が4人がけの椅子周辺に集まって何やら話し込んでいるのを見ると、微笑ましい気持ちになりました。久々に会えたから積もる話をしたいのに、フードコートの席はポツポツと離れてるもんだから、話しづらくて仕方がないよね。

家に帰ると、途端に眠くなります。身体を治すために睡眠を要求されているのです。流れに逆らわず、コタツに奥まで入ってぐっすり眠ります。このところ、夜は断片的に起きて、身体に定着できない皮膚を落としたり、乾いた喉を潤したりトイレに行ったりと、忙しなく過ごしているため、あまりよく眠れていないのです。

長い昼寝から目覚めて、先日取れてしまったボタンでもつけようと裁縫道具を取り出した途端、ビリビリと振動が起こりました。道路沿いの建て付けの悪い家の直近をダンプカーが通ったかのような振動は、地震の時によく感じるので、今回も来たな、と思いました。震度2程度の地震であれば、そのような振動くらいしか感じないのですが、今日はグラグラと横揺れも長く続いています。スマホからは緊急地震速報の音と共に、「地震です」という音声が聞こえるし、屋外からも薄ぼんやりとした声色で地震を知らせるアラートが鳴り響いています。ついに南海トラフ地震が来たかと恐ろしくなり、針を置いて、大好きなぬいぐるみたちを抱えて家族のもとへ逃げました。

父から机の下に隠れろと言われて、母と共に食卓テーブルの下に逃げ込みましたが、その頃には揺れも落ちついていました。机の下からテレビを見ると、能登半島沖を震源とする地震だと報道されていたので、プレート地震ではなさそうだとひとまず安心しました。のそのそと這い出した頃、テレビの地震情報は津波避難の情報に切り替わりました。

そして、それは今も続いています。