目的地に早く着きすぎたので、近くにあった公園で暇を潰すことにしました。
公園の入口には、立派なクロネコさんが鎮座されております。
邪魔をしてはいけないと思い、端っこを歩きながら、こんにちはーと頭を下げました。
公園の謂れが書かれた立て看板を読んでいたら、先ほどのクロネコさんが近くの東屋まできてくれたではありませんか!しかも、わたしがこんにちはーというたびに、ニャーと返してくれるのです。
おネコ様に好かれたことなどないわたし。こんなにサービスしていただいたら俄然何かした方が良いのでないかと勘違いしてしまいます。そっと近寄って手を差し伸べようと動いた途端、その唐突な動きがネコさんを脅かし、ビャッと退かせてしまいました。大変申し訳ないことをしました。
後から気づいたのですが、クロネコさんが東家にいらしたのは、仲間のネコさんが来る予定だったからなのでした。
本当に申し訳ないことをしました。