「天までとどけ」のこと

「ドラえもん のび太とアニマル惑星」は、自分の根っこにある、とても大好きな映画です。そして、その映画の主題歌、武田鉄矢さんが歌う「天までとどけ」(作詞:武田鉄矢)も、大好きなのです。この歌が、この映画の主題歌で良かったと、とても思います。

環境問題を真剣に考えると、わりと簡単に「ヒトなんかいらないんじゃないか」という極論に到達します。それは、今生きているヒトのひとりである自分も傷つける考え方で、とても悲しい気持ちになります。

でも、「天までとどけ」は、やさしく歌いかけてくれます。

「この世に生まれた生き物たちで 花をみつめて微笑んだのは 人間だから」「夜空の星の ひとつひとつに きれいな名前をつけたのは 人間だから」

そうだ、そうなんだ。ニンゲンだって、捨てたもんじゃない。

これからの時代は、花をみつめて微笑んだのも、夜空の星に名前をつけたのも、実はヒトだけじゃなく、この世のいろんな生き物も同じなんじゃないかということが、少しずつわかってくるという予感がします。