三年目のこと

こんにちは、さぼてんと申します。

「凡些亭」を立ち上げ、日々のことを書き始めてから、丸三年経ちました。

ただひたすらに日常を書きつづるこのサイトを、三年間見守ってくださり、どうもありがとうございます。

この三年は、わたしにとっての再生のときでもありました。特に、絵のこと。

理念を掲げて、サイトを始めてみたはいいけれど、わたしには何もありません。理念を実現するためにできることといえば、日々わたしが大切にしたいと思った些細な気持ちをお届けすることくらいです。

それをお伝えするために、わたしには「絵」が必要でした。

言葉より感覚が先立つ性質のため、絵を描いた方が自分の気持ちを表現しやすいのですが、当時のわたしは、絵を描くヒトが溢れかえる世のなかで、わたしの絵なんか必要ないだろうとやさぐれていた部分がありました。そして、しばらく描かないうちに、絵をどういう風に描いていたのかわからなくなっていたのです。

2017年11月3日。とりあえず、昔の絵を抱げてこの場をスタート。

「未知との遭遇」というタイトルにふさわしい、どきどきなスタートでした。

一年目は、とにかく枠の中を埋めようと思いました。「日々のこと」でもまず四角の枠を描き、その日のテーマに沿って何を描こうか決めました。

そして、二年目のはじまりとなった2018年11月3日。

突然絵が枠を超え、自分でも驚きました。

二年目は、枠をとっぱらい、好き勝手にラクガキすることが増えました。まず絵を描いて、それに合わせて言葉を書くことも増えました。

そして、三年目のはじまりとなった2019年11月3日。

絵に色がつき、自分でも驚きました。

三年目は、好き勝手に色をつけることが増えました。色鉛筆、大活躍です。

そして、丸三年を終え、無事四年目を迎えた本日。

それまで穴にもぐっていた生きものが盛大に躍り出てきてくれました。絵がまたわたしのもとへもどってきてくれたようで、うれしくなりました。

いつもどおり、個人的な話が多くて申し訳ありません。

どうぞこれからも、お見守りいただけると幸いです。

よろしくお願いいたします。