見逃していたのこと

昨年の夏から秋にかけて、庭を訪れてくれたオオカマキリが、卵を残してくれていました。ひとつはレモンバームの茂みに、もうひとつは藍の茎に。

それを見つけた父が、つるバラの支柱にくくりつけてから半年あまり。ひとつの卵からわらわらと子どもたちが孵化する様子を発見しました。

小さくてやわっこそうな体のカマキリが、レモンバームの葉っぱの上でキョロキョロとあたりを見渡す様子はとても可愛く、となりを歩く強靭そうなアリとの差が激しく、生き残れるのだろうかととても心配になりました。

カマキリの孵化は、カイコが孵化したのとほぼ同じ時期で、春に生き物たちが一斉に目覚めるのを感じたのですが、それから1週間ほど経っても、もうひとつの卵に変化は見られません。

心配でちらちら様子を伺っていましたが、本日、卵塊から孵化したあとのビロビロが垂れ下がっているのを発見。随分前に孵化していたことにようやく気づきました。

気にしていたはずなのに、大事なところを見逃しました。

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