赤いペンで書き加えるのこと

以前描いたラクガキの上に、最近買ったばかりの事務的な赤いペンが乗っていました。

不思議なことに、その赤い色が、藁半紙の上で放射状に開いていくように見えました。

どれどれと書き加えたものは生きものたちの一部。

彼らとわたしは同じ世に存在し、つながりあっています。

わたしは彼らに寄らないと生きていけず、彼らはただわたしに成り代わっているだけ。つまり、わたしはすでに彼らの一部で、結局すべては皆おなじ。

そんなことを考えながら描き加えていたら、明るい気持ちになりました。