細い木に、カラスノエンドウがびっしりと絡みついています。
窒素固定をしてくれるマメ科の植物は栄養の宝庫。畑を補う草マルチとして使おうとしめしめと刈り取りました。
ところで、わたしは今「マザーツリー 森に隠された「知性」をめぐる冒険」(著:スザンヌ・シマド著、出版:ダイヤモンド社)という本を読んでいます。
読み進めるうち、窒素固定をしてくれるハンノキと植林された苗木との関係性が書かれていました。単に日照・水分・養分を奪い合うのではなく、菌根菌を介して養分を補い合う樹木たちの複雑な関係性について。
草を刈り取られ、つるりとした幹が剥き出しになった木を見て、はた、とそのことを思い出しました。
まわりを見れば、ほぼ全ての細い果樹に、マメ科のカラスノエンドウが絡みついています。
木々がマメ科の草を選んで、わざわざ絡みつかせているのだとしたら。
毎回草を刈ってしまうから、わたしのところの柑橘系は小さいままなんじゃろうか。