想像のなかで、豆を煮るのこと

凡些亭の理念である「地域の人々が身近な自然を大切に活用・保全・育成しながら、ゆったりのんびり普段の暮らしを楽しむことのできる社会をつくること」の後半部分(ゆったりのんびり〜……のところ)を具体的に思い描くとき、「豆などをゆっくりことこと煮る様子」が浮かびます。きっと、映画「めがね」(荻上直子監督)のサクラさんが、鍋と静かにじっと向き合っていたあの時間が、自分のこころに残っているからでしょう。自分で煮るなら、甘さは控えめですっきりした後味の小豆にしたいな、という理想の味まで思い描くことができます。うん、いいなあ。