「こども」という存在はすごいのこと

「こども」という存在はすごい。

知っている「子」も知らない「子」も、そこに「こども」がいるだけで、大人のわたしは、しゃんとする。なにごとにも誠実で、思慮深いヒトになり、良いものだけを集めて見せたいと思う。要は、つい格好つけてしまうのだ。

ただ、道端ですれ違ったこどもにも、まだ見たことのない世界中のこどもにも、時には別の動物や植物のこどもにも。「わたし」をよく見せたいというよりは、「大人というヒト」のよい部分を、言葉でなく態度や姿勢で表したい。「大人なんか」とがっかりしないでほしいのだ。

ちなみに、通りすがりの「赤ちゃん」と目があうと、精一杯の顔芸でおもてなしします。