すがすがしい朝のこと

朝、歩いていると、向こうの木々の合間から、ちょうどよい角度で太陽の光が差し込んできた。

つい、おがみたくなる、親しみやすい神々しさ。

なんてことない朝なのに、なんだかすっきり清々しい心持ちになりました。

待っていましたのこと

昔も今も、物語のあるゲームが好きである。

ほんの少し前までやっていたゲームは、世界観が壮大で面白く、グラフィックもとてもリアルできれいだけれど、敵はひとりのこらず全て敵としか認識できず、排除するという選択肢しかないことが、だんだん嫌になっていた。

本日、待ちに待ったゲームが発売されて、ほくほくと始めてみたら、冒頭に登場した悪者たちが皆、人情味あふれていて、とても親切にしてくれたのだ。これよこれ、これなのよ。この節を、待っていたのよ。

「種」はすごいのこと

十二支は植物の成長を表している、とチコちゃんが言っていました。ふむふむ。

来年の「亥」は、「核で、生命の完全な収蔵含蓄」だと、Wikipediaさんにも書かれていました。つまり「種」ですな。ほうほう。

植物自体がミラクルで不思議な存在ですが、「種」となるとますますミステリアスです。そもそも、そのまま長期保存できるというのがすごい。さらに、自らの形を活かして飛んだり跳ねたりするし、ほかの生きものの力を借りて海を超えたりするし、環境が合えば自ら芽を出して、小粒の種が見上げるほど大きな樹木になってしまうんだもの。

すごいにも、ほどがある。

包装紙をため込む習性のこと

お土産物の地域色溢れる包装紙などをため込む習性があります。

そういう紙でお手紙用の封筒を作ると、味があってとてもかっこいいからです。

ただ、最大の難関は、ノリやテープをうまく剥がせるかです。

品質の良い、こだわりの包装紙ほど、きれいに剥がせる傾向がある気がします。

虫好きなわさびさんのこと

虫好きな、わさびさん。

別にいつも虫のことを考えているわけではないし、苦手な虫もいるけれど、全体的に虫ってすごいと思っているので、虫をバカにされると本気で怒る。特に好きな虫は、アリとテントウムシ。

最近よく一緒にいるともだちは、鳥好きのすだちさん。お互いに、「わたしは、あいつほどマニアックじゃない」と思いあっている。

……というようなキャラクターが突如頭に湧いてきて、別のキャラクターと勝手に会話を繰り広げたりするような、まんが的な脳みそを持っています。

みかん様へのお手紙のこと

拝啓 みかん様

カサカサ乾燥が頂点に達するこの季節に、みずみずしく美味しい実を成してくださり、誠にありがとうございます。さわやかな匂いと口いっぱいに広がる甘酸っぱさは、朝も昼も夜も、わたしの喉と心を潤してくれています。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

追記

皮の裏側の白い部分を取り除いて、みずみずしい香りつまったぷちぷちを眺めるのが好きです。

 

そのヒトの生まれ育った街で聞くのこと

よく知るヒトのルーツをたどる旅というのが、とても面白い。

どこで育って、どう生活していたか、当時の街の様子や思い出に残っていること、そんなことを聞きながら、実際に実家やふるさとを案内してもらうと、とてもわくわくするのだ。

話を聞いたわたしが想像する街と、そのヒトの思い出のなかの街とは、実際は全然違うのだろうけれど、なんだかわたしの頭の中にも鮮やかに映像が浮かんでくるのだ。そのヒトの、思い出の中にいるそのヒトを想像することが、わたしはとても好きだということに気がついた。

毎日この坂を登ったとか、この景色がきれいだったとか、この食べ物が好きだったとか、特筆すべきことのない普段の生活の積み重ねこそが、とても大事な思い出としていつまでも心に残っているということが、とても愛しい。

そうだいなもうそうのこと

夜空に浮かぶ星を見上げていると、つい「宇宙は遠いもの」と思いがちである。しかし、それは間違いだ。目の前全てが宇宙である。いや実は、わたしの体も宇宙である。……なんか、似たようなことを、すでに書いた気もする。

ともあれ、地球上に生きるわたしと宇宙は、まったくきっぱり別のものだと切り離して考えがちだが、そもそも、地球は宇宙産なのだから、地球産のわたしも当然、宇宙の一部としてくくられるだろう。

突然こんなこと言い出すと、このヒト、へんなシューキョーにでもハマったんじゃないかしらと誤解されそうだが、そうではない。「ヒトという生きものの一部としてのわたし」という視点だけではなくて、もう少し視野を広げて、どうせなら宇宙規模まで広げちゃったら、生きるのが楽だな、と思ったのである。

その宇宙の一部で、わたしは、わたしのからだいっぱいを使って、アウトプットしていくのだ。わたしの存在は微細でも、寒空に放つわたしの呼気もつぶやきも、宇宙の仲間入りを果たして、広がっていくのである。

そうだいだー。

ゾク・民族衣装のこと

鮮やかな美しい糸をふんだんに使って、織物や刺繍を作り上げる、技もすごいし、時間もすごい。

時間をかけるということは、思いをかけるということ。

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