自分好みの服を探すのこと

「衣類をつくる力」をおろそかにしてきたわたしには、今のところ、自分好みの服を見つけて買うという手段しかない。

着たいのは、機能的で 肌にやさしくて 体系も気にせず着れる 見た目もシンプルなものである。ただ、顔つきが平凡でぼんやりしているので、色目ははっきりした色合いのほうが割合似合う気がする。こんな服、そんじょそこらにたくさんありそうだが、見つけるのはなかなか難しい。

つい先日も、冬定番の軽いダウンジャケットの洗い替えを買おうと店を訪れたが、女性ものは冬に溶け込みそうな暗い色のものしかなかったので、男性ものの明るい青を購入した。家用のリラックスウェアとして、テキトーな男性ものはいくらかもっているが、ちゃんと外で着るものとしてはこれが初めてだ。男女それぞれ着比べてみて、体系に合わせた仕様になっていることにこれまた初めて気がついた。男性ものは肩から背中や胸元の空間にゆとりがあるが、手元と腰幅がきゅっと狭まっている。女性ものは手元や腰元まで含めてゆるくふんわりフィットし、寄り添うように暖かい。

ボリューミーな体系のわたしには、男性ものの腰元はちと窮屈なきもしたが、そんなに気にするほどでもなかったし、形も変ではなかったし、何よりダボっとした形と色が気に入った。

選択の幅が広がってよかった。ふふふ。