ドラえもんのび太の雲の王国のこと

昨日、映画「ドラえもんのび太の雲の王国」を観た。わたしが環境問題をなんとかしたいと思うきっかけとなった作品のひとつだ。

子どもの頃に映画館で観て以降、何度か観ているが、今回は1992年の作品であることに気づき愕然とした。あれから28年も経っている、ということだ。

1992年はリオ・デ・ジャネイロで地球サミットが開かれた年。セヴァン・スズキさんのスピーチは多くの大人の心に届いたはずだ。

雲の王国でも、スピーチによって地上人への猶予が認められた際、自然環境を大切にすると伝えたドラえもんが「約束だよ」と言う場面がある。まるで画面の前のわたしに語りかけられたようで、子どもの頃のわたしも、大人になったわたしも、大きく頷いた。

28年前に、互いの暮らしや文化を尊重しながらも地球人として世界が一体となり、環境重視の方向へ進んでいれば、今、どれほど生きやすい世になっていただろうか。

とは言え、この、28年の経験のおかげでようやく気づけたことも多い。わたしは、わたしが今できることを、絶えず続けていこう。