やあ、君!元気かい?
君が暮らしているこの街は、大人たちが「標準的な人間」のために作り上げたものなんだ。
だから、階段は高いし、ボタンに手は届かないし、モニターも見辛い場所にあるし、難しい文字が並んでいるし、楽しくないニュースが流れているだろう。今の君には、ほんのちょっぴり不便かもしれないね。
そんなときは、外に出て、自然の中で遊んでごらん。
草や木や虫や鳥、自然の中のありとあらゆるものは、何一つとして君のために作られたものはない。
けれど、手に取れるし、よじ登れるし、思う存分走り回れるし、匂いもかげるし、鳥たちの美しい歌声も聞けるだろう。もちろん危険はあるけれど、君がちゃんとわかって付き合えば、大抵のことはなんとかなるもんさ。
君が暮らすこの街よりも、格段にaccessibleだと思うんだけど、君はどう思う?