面倒臭いを抱えて生きるのこと

みなさんは「親知らず」を抜きましたか?

奥歯のさらに奥にあり、生えてきたり生えてこなかったりする、あの歯の「親知らず」です。わたしのまわりにいる人は、大概が「全部抜いた」と申しております。しかし、わたしは抜きません。

10年くらい前、4本ある親知らずのうち、一本がぐいぐい生えてきて口の中がぽんぽんに腫れた時も、抜歯しない主義の歯医者へわざわざ出向きました。その後も、近所の歯医者などに「疲れたり免疫力が下がったりするたびに腫れますよ」と抜歯を勧められ、確かにそのとおりになっていても、突っぱねています。

残りの親知らずは、びっくりするような方向を向いたり、完全にぱったりと倒れたりしているものもおりますが、今まで一度も悪さをしたことはありません。腫れるのは、他の歯と同じ方向に生えようと、ちょっぴり出てきたたった一本。普段はとても大人しいのですが、ストレスでしょんぼりしているときなどに、まれに腫れてきます。

今も、痛くて困っています。でも、今回の痛みは、自分が思った以上にストレスを抱えており、免疫力も低下してしまっていたということに気づくきっかけになりました。

回りくどくて面倒臭いことだらけの自分ですが、その頑固さが面白いとも思うので、このまま抱えていってやる!という気概でおります。