ちゆのおにぎりのこと

幼い頃から米が大好きで、数多のおにぎりを平らげてきた「ちゆ」。あまりの食べっぷりに、祖母から「生まれたとき、ちゅんと鳴いたし、スズメの子かもしれんね」と言われたことを鵜呑みにし、自分の前世はスズメで、ヒトに追い払われて十分に米を食べられなかったんだろうと思い込む。「スズメだって、なんだって、米をお腹いっぱい食べていいはずだ!」という信念のもと、山里のフルイ地区に移り住み、生きもの溢れる田んぼづくりを進めることに。目標は、虫もカエルもスズメも自由気ままに過ごす田んぼのあぜ道で、自分でつくった米の大きなおにぎりを口いっぱいに頬張ること!

という話を思いついて、表紙もどきを描きました。

ツテもなく山里に移住し、信念を持って自然と共生する農業を始めたヒトのお話は、等身大で苦労もあるけど、本当におもしろいし、聞いていてわくわく勇気付けられるので、マンガにしたらおもしろいだろうなと思います。というか、そういうのすでにたくさんありそうですが。

ちゆちゃんには、フルイ地区のじいちゃん、ばあちゃんに怪しまれ、叱られ、見守られ、助けられながら、ますます大きくなってほしいなと思います。

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