秋山亜由子さんの描く虫のこと

虫なんか、と思っていた。虫なんか、で始まるあまり良くない言葉を用いて、虫をなるべく遠ざけていた。

それが、いつの間にか、虫こそ!になっていた。もりの学舎のインタープリターさんたちの影響ですっかり虫好きになったが、それより少し前から、虫を見直し興味をもつようになっていたと思う。

その、興味関心の芽を出し、小さないきものたちへの哲学的な視点を与えてくれたのが、秋山亜由子さんの漫画だった。

久々に読んだら、わたしが今大事にしていることのほとんどすべてが、秋山亜由子さんの漫画で学んだことだとわかった。

こんなにすごい本を読んでいたのか。