こんなときこそ農園のこと

こんなときこそ、生きものいっぱいの農園があって良かったと、心底感じています。

いわゆる自給自足という面では、わたしの知恵と技が未熟なため、「どんな状況でも食べものは何とかなる!」とはとても言えません。しかし、生きものいっぱいのこの農園にいるだけで、楽しい、すごい、うれしいなどの前向きな感情が溢れてきて、こんなに不安な中でも「この世は捨てたもんじゃない」と思うことができています。

どこもかしこも多種多様な生きものに溢れていて、様々な営みの繋がりを経て丁度良い加減の環境が生まれ、心底美味しい野菜が育っています。どの生きものにも、わたしの農園に来てくれてありがとう!と感謝せずにはいられません。

たくさんの細胞や腸内細菌の塊であるわたしも、この農園のように豊かであれば、わたしを元気に維持することへの情熱を持ち続けてくれるのではないかと期待しています。