河川敷にはたくさんの鳥のこと

河川敷。

倒木、低木、つる植物や笹などで、わしゃわしゃした薮のような場所にたくさんの鳥が集まっている。カラスは高い木の上から見下ろし、コゲラは朽木の中の虫を熱心にほじくり返していた。ウグイスは姿は見えねど美しい声。シジュウカラやらキジバトやらスズメやらは、何をしているのかよく見えないが、薮のあちらこちらでちょんちょん飛び回っている。あの茂みはキジも好んで潜みそうだ。

草が刈られた見晴らしの良い芝生にはヒバリのつがい。人が出入りする建物の入り口には巣を建造中のツバメのつがい。駐車場脇の街路樹にも、細い草や枝で編まれた多様な巣がいくつか。

多種多様な地形や環境にはそれぞれに適応した種が住むというのがよくわかる。