この世に生きるヒトビトと腸内細菌のこと

この世にたくさんいるヒトは、まあ大体同じような組成でできてるはずなのに、言うことやること皆バラバラで、まとまらないにもほどがある。

たとえ気候や風土、文化や歴史を共有しても、法律や宗教、戒律などに縛られたとしても、とてつもなく難解な問題にみんなで立ち向かわなければならないという状況でも、ヒトが完全に同調し、一枚岩になれた試しはない。

ヒトの未熟さにしょんぼりしたとき、ふと、思いついた。このモニョモニョした状態は、わたしの体表や腸内で、日々、繰り広げられている光景ではないかと。

多種多様な細菌たちは、自らの繁栄のために日々わたしの体表と体内の環境を整えてくれている。しかし、わたしが細菌たちの生活に害となるものを摂取したらどうなるか。

細菌たちはきっと、今この世に生きるヒトビトと同じように、あーだこーだと言い合って、それぞれが生き延びるために最前だと思う行動をとるに違いない。その結果、わたしが生存できるかどうかが決まるのだ。

ちなみに、わたしの肌も胃腸も最近とても主張が明確で、これまでフツーに摂取してきた胡乱なものを「こんなの食べたくないです。」ときっぱり拒否し、キリキリと我が身を痛めて教えてくれている。

どうも、ありがとうございます。