スズメに似た、スズメじゃない鳥が、河原の斜面を熱心につついている。
そのスズメじゃない鳥を熱心に見つめるわたしのことは、あまり気にしていないらしい。
スマホを取り出し、スズメに似た鳥、と検索したが、目の前にいる鳥に似た鳥はなかなか出てこない。
あとで調べようと、かがみ込んで写真を撮ろうとしたら、さあーっと飛んで行ってしまった。
姿勢を低くした方が気にされないかと思ったが、スズメに似た鳥は、わたしの今までにない動きを怪しんだようだ。
その後、記憶と照らし合わせて辿り着いたのは、ホオジロという名前の鳥だった。
なるほど、かわいい。