野放しへの憧れのこと

「英国貴族、領地を野生に戻す 野生動物の復活と自然の大遷移」(イザベラ・トゥリー著、三木直子訳、築地書館)を本屋で見かけ、手にとってパラパラとめくり、たまらず速攻でレジに向かい購入してから1年。

広大で均一な農地が、ページをめくるたびにどんどん複雑で色鮮やかに変わる様が、まるで大掛かりな仕掛け絵本を開いているかのようにワクワクした。

自由にできる土地なんてひとかけらもないけれど、つい夢想してしまう。わたしが住む土地で、少しでも野放しにできる土地があればなあ。のこと