さらに、羽化の謎のこと

本日、アゲハの蛹のさんにんめが、無事に羽化しました。

これで不知火さん(柑橘系)の上で育った子のうち、蛹を確認できた子は全員羽化することができました。よかっただよ〜。

今日羽化したのは、生まれ育った木から2.5mほど離れた物干し竿で蛹になった子。

久々に朝から晴れる今日が狙い目だと思っておりましたが、朝見たときにはすでに蛹を抜け出した後。ひとりめ、ふたりめが羽根を乾かしたバラの木のてっぺんを探しても見つかりません。すでに旅立ってしまったかと諦めかけたとき、物干し竿の下に置きっぱなしになっていた箒の裏にいるのを発見しました。

羽根を広げて乾かすにはせまい場所だし、昨日の雨で箒も湿っています。羽根が固まるのを待って、歩いてバラまで移動するのかしらと思っていると、ふわりと近場の台に飛び、さらにもういちどヘロヘロと飛んで、砂利石の上で羽根を広げていました。

高い場所に行った方が日もあたるし、やっかいな虫も来ないのにな〜、地面にいて大丈夫かな〜と、ヒトがやきもきしているうちに、颯爽と旅立っていったさんにんめ。考えてみれば、朝から気温がぐんと上がった今日ならば、よく温められた小石の上で、上からも下からも熱せられれば、羽根も早く乾き、効率がいいのかもしれません。

すごいぜ、さんにんめ!いろいろ考えているんだな〜。