夜、雨戸を閉めるため窓を開けると、ゴキブリ様が待機されていました。
普段お見かけしない場所でしたし、結構立派なお姿だったので、ちょっと驚きました。
ちょうどゴキブリの勉強を始めたばかり。腐葉土に住まうモリチャバネゴキブリさんにお会いし、嬉しくなったところでした。
なので、帰宅後すぐに家のゴキブリさんに出会えて嬉しい、うれ、しい、うれしい、です。でもやっぱり、まだちょっと、緊張します。
緊張していたので、片言で「どうされました?」と声をかけてみました。相手方に、特に動きはありません。出会った時とまったく同じ場所に同じ姿勢で佇んでいらっしゃいます。
ここはベランダの片隅。食糧を保管することも飲食することもないため、飲食目的ではなく、雨宿りのために訪れたのだろうと推測しました。
甲虫やチョウなどがベランダに紛れ込んだときは、相手方にとってごはんとなるものもない場所ですから、庭に向かって誘導しますが、未だ雨が降る中で、柔らかい体を放り投げるわけにもいきません。
考えあぐねたあげく、そのまま雨戸を閉めました。
明日の朝も同じ場所にいたら、どうしよう。